2008年9月1日月曜日

本屋にて

 所用で出かけたついでに本屋に立ち寄ったら二冊の本が目に止まった。
下流社会「第二章なぜ男は女に負けたのか」と中原中也の詩集である。
後者には「汚れっちまった悲しみに」という副題が付けられていて、漫画家の手になる装丁が作者の心情を表しているようで嫌でも目に付いた。
 夭逝した中也の詩には平易な言葉の中に悲哀を感じさせるものが多く、若い頃読んだ時にはあまり好きになれなかった記憶があるが、最近親族に亡くなる人が多いせいかも知れないが思わず手に取った。

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