2008年1月24日木曜日

ようやく冬らしいお天気が

一昨日の夜からしとしとと降り続いた雨も今朝はやみ、曇りがちの暗くて少し肌寒いお天気はやはりこの時期に相応しい。
 大寒と言うこともあり寒さは当たり前にしてもスッキリと晴れ上がりすぎた空は逆に落ち着かない。
 
 お店にとっては天気が良くてその季節に相応しい気温の日が最も大きな売り上げに繋がるがそんなに都合良くばかりは事が運ばないから厄介である。
 私達の業態では売上額は景気の善し悪しよりもむしろ気温の関数になっていることはこの業界人ならば誰もが経験している事である。
 
 冬ものもほぼ予定通り消化が進み、ぼちぼち春ものも到着し始めた。
 例年ならばまだまだ寒いこの時期から春の新作展を開催するのだけれども今年はメーカーの生産の方も少し遅れ気味のようだし実需期に少し近付いてから開催しようと思っている。もう少し気温が上がってくれば予定を前倒しするかも知れないが・・・。 17 Jan

2008年1月21日月曜日

国民健康保険証の問題

NHKのクローズアップ現代で取り上げている医療保険の問題。
アメリカと同じ無保険の国民が急増し、保険がないために命を落とす人が増えているという。
これもアメリカ発の考え方が招いた悲劇である。

相転移

 液体の水が通常零度になると氷という固体になり、100度になると沸騰して気体になる。これを相転移という。
 このように同じ物質でも質的な相変化を起こす物理量に注目すると色々と見えてくることがある。
 根本には物質を構成している分子やその中の電子の動きが変化することによって引き起こされているにせよ現象として極めて大きな変化が起きれば向き合う人間の行動も変化せざるを得ない。

 腕が動き足が動くのも筋肉(ミオシンとアクチン)の収縮が分子レベルで起こっているからである。
しかし実際の行動のレベルではいちいち筋肉の動きなど考えたり意識したりはしない。
 相転移というのはある条件のもとで同じ物質の見た目が大きく変わることである。
 こんなことを考えていてふと30年以上前の大学院時代に生物物理の若手の夏合宿で話題になったプリゴージンの非平衡化学反応の小さなゆらぎが発展して生じる不思議な蜂の巣構造を思い出した。
  これも現在では複雑系の研究対象のひとつである。

2008年1月19日土曜日

GOOGLE GEARS

またまたグーグルから最先端のサービスが提供された事を知った。
WEBアプリをオフラインで使える技術である。
G-MailもBLOGサイトも無料で使える上に今度はデータベースやスケジュール管理がサーバーなしで利用できる。
これは使わないでいる手はないなということで早速勉強を開始したばかりである。
現在マイクロソフトのデータベースソフトのアクセスを使った仕入販売顧客管理を行っているが、いろいろと制約があって支店管理などにおいて使いづらい部分があるのでgoogle gearsで代替できればと思っている。
 但し今はまだサービスが開始されたばかりで説明などは全て英語のみ。少し慣れない用語などに手こずっている。
 もう少し待っていれば日本語でのサービスも提供されるようになるはずだが・・・。

2008年1月17日木曜日

寒波襲来

 待ちに待った?寒波が遅ればせながらようやくやって来た。
この冬最も寒い寒気団とのこと。
 先週行って来たソウルは気温零下6度以下という。
 本当に寒いだろうと思う。
 寒がりにとっては先週襲ってこなかっただけでも感謝しなければならない。

再び朝青龍問題

 誰もが程度の差こそあれ感じていると思われる朝青龍の横綱としての品格問題。
彼には日本の国技としての伝統や格式に見合うだけの品格が全くない。
 謹慎あけて帰国した彼に記者からの質問が浴びせられたが、その中に「横綱としての品格についてはどう思われますか?」と言うのがあった。
 これに対して朝青龍が、しばし目をきょろきょろさせた後、「ヒンカクってなんですか?」
と逆に質問していた。
 彼に質問をした記者も記者だが図らずも横綱の本質を外部に確認させてくれた功績に関しては評価されるべきだろう。
 今場所も13日に始まったばかりだが、相撲っぷりを見ておや?と思っている人も多いのではないか?
 それは恐らく立ち会い直後の張り手である。横綱としての風格など何のその、見栄も矜持も捨てた張り手から入るその姿勢は自分より格下相手の相撲とはとても思えない。
 張り手で相手の出鼻をくじき、目をくらましてから自分の得意な組み手に持ち込む、普通の力士ならそれも許されるかも知れない。しかし横綱である。そんな姑息な手段に頼って勝ち抜けたところで横綱の価値はがた落ちするだけであることになぜ気付かないのか?相撲にものブレスオブリージュというものがあるのである。 本当に情けない限りである。

2008年1月14日月曜日

免許証更新

 暦を見ると明日が免許証の更新期限になっている。
 誕生日のひと月前に送られてきた更新手続きの連絡書を車のダッシュボードに放り込んだまま年末を迎えた。
 その後ソウル行きなどもあってすっかり忘れていていざ行こうかと思ったら期限の12日土曜と祝祭日はお休み。
 というわけで祝日明けの明日火曜日に行くことになってしまった。
今日までにしておかねばならない仕事はすべて片付いたので明日は忘れずに出かけることができると思うが寝過ごさないか心配だ。
 暮れから正月にかけての一年で一番忙しい時期に更新に出かけねばならないというのも生まれた月が師走だったから仕方がない。
 早めに行こうと思っていても結局最後の最後の期限日になるのはいつものことである。

2008年1月11日金曜日

暖冬とは言うものの

ずっと暖かい日が続くわけでもなく、暖かい日が何日かあると次には雪混じりの寒い日がやって来る。
 真冬に着用する服と春先や秋口に着る服のどちらも必要なお天気がこのところ続いている。
 最近は異常気象の方の影響が強すぎて、旧暦もあまり当てにはできなくなってきたようだ。
 気象予報の対象は自然界という複雑系である。
したがって予想のシミュレーションそのものがかなり難しい。
地球温暖化の原因と今後の予想にしても研究者によって正反対の見解を持つ人もいる。
 つまり予想がなかなか当たりにくいほどの複雑なシステムだということだ。
 あえて予報を出すためにシステムをできるだけ単純化してモデルを作り、そのモデルに適当に変数やパラメータをあてがった上で関係式からシミュレーションをした結果と、これまでの歴史的経験と照らし合わせて予報を導き出しているとでも言えるレベルなのである。大雑把と言えば言える。
 実際の自然界の状態を完全に把握理解することなど永遠に出来ないほどたくさんの因子が関わっていると言うことである。日照りの時に雨を降らすことさえ依然ままならない現実がある。
 まだまだ生体内での漢方薬の作用機序が殆ど解明されていないのと同じ複雑系の話になる。
経験的に効き目がある薬はその作用の仕組みが分からずとも貴重である。
 30年以上も前に学んだシステム工学の手法がその後どの程度進歩したのか知らないが自然界が単純化したわけではないし生命や自然の神秘が解き明かされるほど進歩したとは到底思えない。

2008年1月10日木曜日

暖かいソウルで


今年はソウルも暖かいらしい。
これまでソウルには夏場しか行ったことがなかったので完全防寒対策をして行ったが充分すぎた。
それでも深夜と早朝は結構冷え込んで来る。
午前10時過ぎのキムさんのオフィスではスチームが入っていた。

キムさんのオフィスのパソコンで支店の様子を窺う。
お客さんが3人いて賑やかである。
カメラを操作して見せるとキムさんも興味を示した。
世界中どこからでも日本の様子が実況中継で手に取るように分かる。
これを商品の受発注に利用できれば態々出かけなくとも良くなるという話しをした。
しかしやはり手触り感や風合いなどが分からないと駄目だと言うことに(当たり前だが)・・・。
利用できる道具は利用価値のあるところで活用していけばよい。

ソウルみやげ

3日間のソウル出張から帰り際、ロッテマートというスーパーにおみやげを買いに立ち寄った。
殆ど日本のスーパーと変わりはないが韓国独自のおみやげを探す。
キムチ、真露(焼酎)、のり、ハーブ、蜂蜜につけ込んだレモンピールやショウガのお茶など日本より安くあるいは日本にはないものを購入。
韓国のりは日本の海苔よりもアオサに近い味。つい最近まで特産物とは知らなかった。
真露という韓国焼酎とキムチは今回の滞在中嫌と言うほど飲み食いしたので少し好きになったものだ。
これまでキムチはあまり好きでなかったがこれから風邪気味の時などを含めてもう少し食べてみようと思う。行くときに風邪気味だったのが帰りにはほぼ吹っ飛んだようだ。キムチの中の唐辛子の代謝促進発熱効果だろう。
 他に売場で目についいたのが豆類と乾燥椎茸とドライフルーツ(すべて購入)。
韓国では豆類はご飯と一緒に炊き込むんですよとエイジェントのキムさんが教えてくれた。
お茶の専門店のコーナーを通りかかると綺麗なアガシ(お姉さん)がご説明しましょうかと声をかけてきた。
ハーブは色々と自分でも栽培しているしある程度の知識は持っていたのだが感じの良い応対につい説明を聞いてしまった。アジサイと菊花のハーブとジャスミンを試飲して購入してあげる。日本語もかなりじょうずであった。そう言えば海苔のコーナーであまりに種類が多く値段もマチマチなので迷っていると結構年配のおじさん(helper)がやって来てこれがお勧めですよと教えてくれた。肩から何かお手伝いしましょうか?という日本語で書かれたたすきを掛けている。日本人の利用が多いのだろう。ここでも気配りのある売場の気持ちよさを感じることが出来た。

2008年1月6日日曜日

ブルーオーシャン戦略

と言う考え方がある。(同名の本も出ている)
 血なまぐさい争いに明け暮れる赤い海から抜け出して、争い事とは無縁の青い海に進路を変えると言う意味で使われている言葉である。
 無駄な争いに奔走するより自分達独自の世界を切り開き新たなビジネスの方向を目指していくと言うことである。
 競争に明け暮れるよりも独自の分野を切り開いていくことにこそ希望が見えてくる。
 他との差別化のために費やさねばならないエネルギーはそれなりに大きいが差別化によって争いがなくなる分の見返りも大きい。
 狭い国内にとどまることなく世界的視野でビジネスを展望することが新たな方向性を見いだすきっかけになる。
 ちょっと外に出れば広い世界には幾らでも新たなビジネスチャンスがある事がわかる。
 

戦わずして

勝つ。というのは孫子の兵法の言葉である。
勝ち負けの対象が何であるかによっても解釈に違いが出てくるかも知れないが、私達は無駄な争いをする事で本来のお客様へのサービスを低下させることがないことを持ってベストと考えてきた。
 つまり同一ブランドを取り扱っている店があればそれはそのお店に任せて自分達は別のメーカーを開拓してそれ以上に自分達のお店のお客様に相応しいブランドを導入して行くという方針である。
 近辺のお店でわざわざ私達が取り扱っているブランドのメーカーに取り引きを申し込んで行くところが後を絶たないが私達としては競合が発覚した時点でそのメーカーとの取り引きは直ちに終了することにしている。
 これはここ二十年来実行してきた事であり今後も変える考えはない。
 本来お得意様に相応しい商品を半年も前の予約展示会で発注することができるのは競合がないから出来ることである。お得意様のために感性レベルの高い商品を確保することがお店の存在価値であるから無駄な競争によって予め予約すら出来なくなればそのブランドを自分達の店で取り扱う価値は自ずから消滅する。

最近読んだ本

の中でいくつかお勧めのものがある。
一つは広告に関する本。
 最初の広告についての本はクロード・C・ホプキンスという広告業界の基礎を築いた人の書いた本。
2部作で「広告でいちばん大切なこと」「広告マーケティング21の原則」の2冊。
 これは表題通り広告学の教科書とでも言える基本的な考え方を書いた本である。
前者は著者の自伝でもある。むしろこちらの方が思考過程をトレースできて頭に残るかも知れない。
 もう一つは日野原重明さんの「生き方上手」、これは生き方というより医療に携わる人としての立場から人はどのように生きどういう死を死ぬべきかという事が書いてある。
 さらにもう一冊は販売に関する本で「「感性」のマーケティング」と言う本。小阪裕司という業界で知らない人がないくらい知られた人の書いた本。販売に限らず世の中を生きる上での大事な視点がたくさん紹介してある。感性工学分野の入門書としても読める。

気力と体力

 最近時々気力が衰えてきたと感じる。
そういう時は決まって体調も悪い。
やはり体力と気力は関係が深い。
 病は気からという言葉通り心配事が増えれば気力も萎え体のリズムが乱れ色々な病気の原因にもなるらしい。
 特に癌などのように正常細胞の代謝が乱された結果引き起こされる重大な病気の原因も最近心の状態と密に連動していることが解明されつつあるようだ。
 笑う門には福来たるではないがいつもにこにこ朗らかに笑っていられる事が一番体の健康にも良いと言うことだ。
 苦しいことや辛く悲しいことがあっても心を穏やかにする事に務め楽天的に考えて心に負担をかけないことが肝要である。
 どうせ人生はなるようにしかならないのだからと考えればいい。
投げやりという意味ではなく人事を尽くして天命を待つと言う事である。