2008年1月6日日曜日

戦わずして

勝つ。というのは孫子の兵法の言葉である。
勝ち負けの対象が何であるかによっても解釈に違いが出てくるかも知れないが、私達は無駄な争いをする事で本来のお客様へのサービスを低下させることがないことを持ってベストと考えてきた。
 つまり同一ブランドを取り扱っている店があればそれはそのお店に任せて自分達は別のメーカーを開拓してそれ以上に自分達のお店のお客様に相応しいブランドを導入して行くという方針である。
 近辺のお店でわざわざ私達が取り扱っているブランドのメーカーに取り引きを申し込んで行くところが後を絶たないが私達としては競合が発覚した時点でそのメーカーとの取り引きは直ちに終了することにしている。
 これはここ二十年来実行してきた事であり今後も変える考えはない。
 本来お得意様に相応しい商品を半年も前の予約展示会で発注することができるのは競合がないから出来ることである。お得意様のために感性レベルの高い商品を確保することがお店の存在価値であるから無駄な競争によって予め予約すら出来なくなればそのブランドを自分達の店で取り扱う価値は自ずから消滅する。

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