2007年5月4日金曜日

言葉の壁その2

 冗長性と論理性について
ある時学者(国立大学の教授)と実業家(県会議員・兼公的団体の会長)の話を同時に聞く機会があった。
 その講演が終わった後である人が講演を聴いた人達にその講演がどうだったかを尋ねた。
答えは殆どの人が実業家の話が良かったと答えた。
 内容について言えば実業家の方は殆ど中身のない話で政治家に特有の繰り返しのフレーズの多い内容だった。最初の大学教授の話が簡潔かつ論理的で殆ど無駄な言葉を繰り返さないそして内容的にも極めて充実したものだったのにも関わらずである。
 このとき感じたのが、人の話を聞くのにしても受け止める(聞く)側の知識データベースの違いや聞き取り能力、理解能力の違いで伝わり方にこれほどの格差が付くものなのだということであった。
 より印象に残ったのは実業家の話の方だったわけである。
 
 「よく見せて言って聞かせてさせてみて褒めてやらねば人は・・・・。」という言葉を思い出した。

0 件のコメント: