2007年4月12日木曜日

作家五木寛之氏と数学者藤原正彦氏の

同じ引き揚げ体験者としての対談が文春五月号に掲載されている。
最近母親で作家の藤原ていさんの「流れる星は生きている」を読んだばかりだったので興味深く拝読した。
藤原氏
の著書を初めて読んだのは「国家の品格」が最初で、藤原ていさんが著者の母親であること、そして非常な戦時体験を書いた本の存在を知って読んだのが「流れる・・・」である。
次いで
「若き数学者のアメリカ」「古風堂々数学者」の二冊を読んだ。
最初の国家の品格は品格を無くしてしまった現在の日本を憂う本である。
ベストセラーになって一躍一般世間に名を知られることになった名著である。
今の時代の日本人全てが読むべき本だと思う。
それぞれの著作から、藤原ていさんの引き揚げ記録の中ではまだ二歳の幼子だった藤原氏の、これまでの生き様が伝わってくる。
我々日本人の今のあり方に警鐘を鳴らしている。

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