2007年4月24日火曜日

感性について

知性・理性・感性という時、知性や理性のことは理解できるが感性ってなあにという人が結構いる。
感性のことを感覚と勘違いしている人もいる。
では一言で感性とはという問いに答えるとするとどういう答えが最適だろうか?
 漠然とした感じで感性というものを理解しているつもりでいる人。 なんとなく分かるあるいは分かったつもりでいる人。 全く分からないという人。芸術的な意味合いで理解している人。などなど、その感性度合いはさまざまである。
 感性ほど人によって理解度が異なり、身に付き具合(度合い)の違うものも無いと思う。
 理詰めの話なら任せておけという人でも、感性レベルの差がものを言う話になると全くお手上げという人も少なくない。広い意味での感受性を包含する言葉として使う場合これほど便利な言葉もないかも知れない。 人にうまく伝えにくい要素を含んでいる場合に特に便利な言葉である。しかし感性の話だからと言って論理的な説明が出来なくても良いわけはない。芸術作品の評価をするときには勿論感性抜きでは語れない。しかしその場合の感性が専門家だけの範疇のものだという見方も間違いである。
敢えて一言で言うとそれは知識や経験の集積から生み出される第六感の事である。知恵のようなものである。だから感性を磨き上げるには経験を積む必要があると思う。