2007年4月22日日曜日

銃社会アメリカ

15年以上前に子供2人を連れてアメリカ西海岸の旅行をした。
その時のオプショナルツアーで銃の射撃の経験が出来るツアーに参加した。
指導者は射撃練習場の専属でオリンピックの代表選手の経験があるという鹿児島出身の日本人だった。
一通り拳銃の簡単な仕組みの説明と取扱方法の注意があった。
その後射撃場で防音用の耳当てを装着した後実弾を込めて射撃となる。
 38口径のものも含めて3種類を試させて貰った。最初の1発目はさすがに不安があったが2発目からは落ち着いて出来た。的を射るのはコツをマスターすればさほど難しいものではないような気がした。
比較的近い距離でと言う条件があればの事であるが。銃の取扱は一度経験したものにとってはさほど怖くなくなるような気がした。これは結果的にやはり怖い事である。いざとなったとき銃に手が向く事になるかも知れない心理を養うに充分な経験である。
 つまり何の為の練習場かというと一歩間違えば人殺しの練習になると言う事である。
 アメリカという国で銃の規制がなかなか進まない原因はこういう施設の存在にもあるだろう。
全米ライフル協会は積極的自衛のために銃の規制に反対している。
拳銃やライフルが手軽に売られており手に入る社会だから自分に向かって銃口を向ける相手は自分で始末せざるを得ないという考えになるのも無理からぬ事かも知れない。アメリカはやはり野蛮な国である。

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